モッツアレラチーズ2 玖拾捌

先日から高知に帰っている。京都に出て来ていた父母と一緒に連絡船で失意のうちに高知に帰って来たのである。もうそろそろ庭の栗の木には実が成る季節だ。裁判所を辞めてしばらく地元高知で休養する予定だ。昨日、一昨日と北陸の金沢に行ってきた。昇華学会員で大学時代付き合いのあった蓮川さんから結婚式の招待状が来たので出席した。蓮川さんは石川県の松任市という所に住んでいるが結婚式は金沢市内にある兼六園の近くの式場で行われた。蓮川さんは勤務先が北國銀行なので銀行の関係者が主に参列していた。奥さんになる人は蓮川さんの好みのグラマーな女性だった。和風の結婚式で紋付き袴の新郎と文金高島田の花嫁であった。帰りにもらった引き出物をホテルに帰って開けると紅白の饅頭などの菓子が入っていた。部屋で半分程食べ残りをホテルのフロントの人にあげると喜んでいた。結婚式から帰って高知で先の見通しなどを考えているが、まず体調不良の回復を考えなければならない。京都府立医大の森先生の紹介で高知の土佐病院の池田という先生の診察を受けた。ただ、病院内の雰囲気が暗かったので長く通おうとは思わなかった。裁判所は辞める方向で検討しているがまだ正式に届けは出していない。昼を過ぎて永国寺町の自宅に電話がかかってきた。裁判所の日野さんからであった。高知に笹井さんと一緒に来ているという。呼び出しを受けて廿代橋のボウルジャンボの前の小さな公園で会い、話をした。現在病院に通院しており、裁判所を辞めて高知で仕事を見つけるように考えているということを話した。日野さんは形だけは引き止めるような話しぶりであったが、笹井さんに向けて首を振っていた。高知を案内できる状況でもないので公園での話が終わって自宅に帰った。3階に上がって父の部屋のドアをノックした。父はここ1年ほど再三京都に出て来ては一緒に下宿先を探してくれたり、事務局長の訓戒を一緒に聞いてくれたりしていた。父に京都でのことを話した。裁判所を辞める話と、昇華学会の活動の話をした。体調不良によるみんな夢の中の世界になってからは私生活だけでなく裁判所でも昇華学会の話をするようになっていた。例えば簡裁民事の藤原判事に昇華学会版の「立正安国論講義」を読んでくださいと渡したりしていたのである。父は今年京都で昇華学会に入会していた。京都で入会するように僕が頼んだからである。高知に帰って、父は昇華学会から離れるように説得してくれていた。「昇華学会の信心はどこか違うねえ!悪い意味で!」と父は言っていた。僕はその全体主義的組織の中に組み込まれて、体調不良でもがいていた。父は昇華学会を離れて、日蓮法華宗で信仰するようにとは言わなかった。日蓮法華宗では今折伏をしていないからである。折伏は昇華学会がしている。父も昇華学会に入会したことで座談会に誘われるのは覚悟しているようであった。僕も父も信心は昇華学会に巻き込まれてしまった。父は道友会の三谷さんが来てくれてある意味でお寺の信心をしていたが、僕のためにややこしい状況なってしまっている。父は近い将来昇華学会は宗門に背いて離反するだろうと予測していた。父との話が終わり自室に戻った。間仕切りの隣に弟がいないので何か寂しく感じられる。弟はもう丸3年神戸の会社に勤めており、マンションでの一人暮らしをしている。

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