モッツアレラチーズ2 玖拾肆

昨晩就寝中、天井裏でカチカチというもの音がして目を覚ました。異常な感覚を覚えたがそのまま寝付いた。朝を覚ますと妙な感覚に包まれている。フランツ・カフカの「変身」か?昨日までとは違う感覚に包まれながらお勤めを済まし、下宿を出た。バスや地下鉄の中で人ごみでの話し声が耳について意識の中に入ってしまうことがある。烏丸丸太町の駅でまだ時間的に早かったので上田さんがいつも乗ってくる時刻まで電車を待ったが、上田さんは乗っていなかった。丸太町通りを歩いて、略式の部屋に着き、仕事に就いた。午前中仕事をしている時、略式の部屋に相知君と相知君より少し上ぐらいの年齢の森さんが相知君の所に話をしに来ていた。二人は親分、子分の間柄のような関係かと思った。その後今年簡裁刑事部に事務官として着任した上級乙の植野さんが入って来た。植野さんはそのうち歌手にでもなりそうな顔立ちの女性である。略式の部屋でも人の話ている言葉のうちの気になる単語が意識に引っ掛かって作業への集中力を奪っていた。僕の様子に少し異常さを感じたのか福島主任に「あんた、大丈夫か?」と言われた。僕は数年前山口君が不調に陥った時の様子を思い出し、「明日は我が身」という言葉が心を捕らえた。福島主任と相談をして、京都府立医科大で診察を受けることになった。心療内科の森先生に見てもらった。森先生は高知県に関わる人で僕の訴えを聞くと、高知の「あこめ」という病院の話をして、「病気が治らんうちは何をやってもダメ!」と釘を刺した。結局、「神経衰弱」という病名を付けられ薬をもらって裁判所に帰った。裁判所に帰って福島主任に診察結果などを告げた。福島主任はしばらく仕事を休んだ方がいいと言った。とりあえず明日から1ケ月休みを取り通院して病気を治すことになった。2時半に早退する時廊下で廷吏の御沖さんに会ったのでしばらく休むことを話した。御沖さんは「おんしゃ、暗いわ!」と言って、近いうちに同郷出身の土居簡裁判事と飲みに行こうと言った。紫竹の下宿に帰り、貰って来た薬を飲んで安静にしていたが、今日昇華学会の座談会に出席することになっているのを思い出した。こんなことになったのはもしかしてあの関西文化祭出場の影響かと頭に閃いた。関西文化祭は数万人の人が集まり、御日柄もよく大成功に終わった。僕が出場した男子部組体操も人間アーチが一部切れた外は順調で六段円塔のてっぺんを上田君が見事に取った。ところで大聖人の仏法を信心していてこんなことになるとは。なんの謗法による災いか。7時からの座談会に出た。鬼頭四郎元判事補に似た副支部長の坂口さんと支部長の井上さん話を聞いて、後から班長の先野さんに体調不良の話をしたが昇華学会の会合には出た方がいいと言われた。会合が終わって高知の両親に電話を掛けた。父が出て事情を説明すると父は体調不良は昇華学会の謗法のためであろうと言った。父は母に食事などの世話のために下宿にしばらく居てもらってはどうかと提案してくれた。僕は体調として誇大なイメージの高揚感があるだけでしばらく向いていないように感じている仕事を離れていれば元に戻るだろうと安易に断った。秋からだんだん冬に入っていく。

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