モッツアレラチーズ2 玖拾

今日の朝郵便受けに自宅から封筒が来ているのに気付いた。封筒の中には父からの手紙と共に勝賀瀬君から来た結婚式出席の礼状が入っていた。去年の冬に勝賀瀬君の結婚式に出席するために東京へ行った。勝賀瀬君は高校の時の同級生の女性と結婚した。高松の人で神谷という人だった。東京について勝賀瀬君が予約してくれたホテルに泊まった。勝賀瀬君に会った時には同僚の2人の警察官と一緒だった。勝賀瀬君は大学を卒業して地元高知の電気店に勤めていたが、職場環境が悪いので警視庁の試験を受けて警察官になっていた。目黒署の署員である。同僚は佐藤と中野だった。この2人が結婚式の段取りをしてくれるのである。中野は警察の寮の末席を汚す身分で封建的な寮の内情を訴えていた。僕は新しい値札の付いたトレンチコートに身を包み末は検事か弁護士かという雰囲気を醸し出していた。式は池袋の「サンシャイン60」で行われた。式では佐藤と中野が紙でこしらえたでかい金色の車のカギを渡すセレモニーが目立っていた。同僚が協力してくれていい式になっていたと思う。式後勝賀瀬君と佐藤と中野と高松から来た新婦の友人2人と共にキャバレーのようなところでスモークサーモンを食いワインを傾けた。舞台ではピンクレディーを模した芸人が「カメレオンアーミー」を踊り、歌っていた。帰りしな新婦の友人2人は気付けないでいる僕の新品のトレンチコートの値札を見つめていた。そんなこんなで式は終わり京都に帰ったのであった。朝のお勤めは欠かさないが朝食を取らずに裁判所に通勤する。飯よりもお勤めである。裁判所についていつものように仕事着に着替え、売店で朝食のサンドウィッチを買って食べる。昼間に組合青年部の野球部の会に出た。廷吏で野球部に所属している御沖さんが高知県の出身で裁判所内で少しく親しいからである。御沖さんは全くの幡多弁で通していた。御沖さんは高知県は幡多地方の中村高校出身だからである。会に出て僕も野球部に所属する次第となった。野球と言っても僕はソフトボールでショートを守っていた経験があるだけである。現在は野口という岡本富士太に似た人がショートを守っている。補欠要員だと思いながら隣の佐藤さんを見た。佐藤さんは体格のいいピッチャーで、たかが草野球と自嘲しながら130キロをほうるという。セカンド福嶋、センター嶋田など守備位置が決まっていた。代打で柵越えを狙おうと会を終えた。会を終えて食堂で中野君と一緒に昼食を取った。中野君は仕出し弁当のご飯をお茶漬けにして食べる習慣がある。昼食を終えて略式係の席に着いた。午後の仕事に入ってから検察事務官の宮田さんが部屋に入ってきた。最近流行っているボーリングの話になった。宮田さんはマイボールを持っていると言い、ボーリング専用の皮の手袋をつけてアベ200のコツをバレーの様なフォームを形作りながら話していた。実は僕も中野君に頼んでマイボールを作ってもらった。出来上がったボールは16ポンドでずっしりと重く僕の太い指に合わせて大きい穴が開いている。事もなく午後の仕事も終わり、終業のチャイムとともに中野君が通路に吸い込まれていった。

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