モッツアレラチーズ2 弐拾捌

高知では桜がすでに開花していて家から高知城公園を見ると2の丸の辺りがうっすらと桃色ががっている。公立高校の入試が終わってからだらだら過ごしているが13日に剣道部ではお別れ稽古で集まった。剣道部は3年生が卒業すると実質10人になるのでまた新入生を5人は確保しないといけない。次の剣道部の体制は主将にOBの古賀さんの弟がなることに決まっている。最後の稽古を打ち込みながら3年間の剣道部での思い出がいろいろと脳裏を過ぎった。1年、2年は休まず部活に出たが、3年の後半は高校入試との両立で苦しみ結局、誘惑に負けに負けてどちらも十分なことができなかった感が強い。ともあれ、剣道初段は何か身に添うようなものができた気がする。城北中学校の剣道部でも野間のように3年間で全国でも抜きんでる剣士に成長する者もいる。剣道部では春日という気の置けない奴がいてよかった。今日、卒業式当日。卒業式が終わってもまだ公立高校の入試の合格発表がないので卒業後の進路ははっきり決まっていない。そういう意味で、今日の卒業式が終わっても続く道が見えているわけではない。教室から卒業式に出る卒業生や在校生が講堂へと入った。西側にには質素な飾りつけと演壇が設けられ、PTAなどが腰を掛けるパイプ椅子が並べられている。卒業生、在校生が入場した。式次第に従ってPTA会長の話、在校生の送辞、卒業生の答辞、卒業証書の代表者への授与などが執り行われ、最後に古谷校長の話があった。「しゅわ、しゅわ、しゅわと水しぶきを上げながらイワシの大群のように城北の生徒諸君が大海原を進んでいく・・・・・・」という古谷校長おはこのイワシの大群の話で式は締めくくられた。「ほーたーるのひかーりぃ♪ まどのゆーきぃ♪ ふみよむつきーひぃ♪ かさねつーつぅ♪ いつしかとしーも すぎーのとを♪ あけてぞ けさーはわかーれゆーく♪」とイギリス民謡を合唱しながら、在校生と卒業生は各教室へと戻っていった。僕は好きなこの歌を口を丸く、大きく開けて感極まりながら熱唱していたが、隣の女生徒が唖然とした顔をして僕を見た。教室に帰って、大平先生から卒業証書がクラス全員に渡された。出席日数が危ぶまれた本山も制服の前のホックもきちっと締めてあらたまった表情をして卒業証書を受け取っていた。大平先生が、「まだ公立の入試が終わってないき、進路が決まってないもんもおるろうけんど なんちゃー心配せんでえい。安心して待ちよりや!」と生徒に気合を入れて最後の言葉を締めくくった。教室で親しくしていた生徒と「またねや!」と挨拶をしてから駐輪場へと歩いて行った。卒業式が終わって帰りあまり別れの寂しさなどは感じられず、高校生活への明るい希望があれこれと湧きあがあってきた。中学校卒業おめでとう!ここからある者は高校へと進学し、さては養豚へと歩みを進めていく。

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