モッツアレラチーズ2 拾肆

梅雨が明け、県体も終わり、25日から夏休みに入る。昼休みに先日受けた綜芸塾という高校受験のための学習塾の夏休み夏期講習のエリートクラスの選抜試験の結果を東郷君たちと一緒に見に行った。発表の場所は高知市内の大橋通のアーケードから南のほど近い場所にある綜芸種智院という真言宗の寺だった。東郷君も僕も選抜組の中に名前が入っていた。選抜試験に合格したのは嬉しかったが真言宗に関係する塾だということを知って、父が信仰している日蓮法華宗の宗旨に反することだと思い、気掛りだった。日蓮法華宗の宗祖日蓮大聖人は真言宗を亡国の法と断じているからである。綜芸種智院から学校に帰り、昼休みのうち東郷君等と来年の高校受験のことについて少し話をしていた。昨今は重厚長大の世の中である。造船業や鉄鋼業、自動車、家電といった製造業が日本の産業の担い手なので世は理科系ブームである。高知県でも高校の受験では高知高専や高知工業高校の入学希望者がいつになく増えている。僕は高校進学について親の負担になる私立は考えていなかったが、高知高専は国立で全寮制なので親の負担はぐっと軽いと親孝行を計算してはいた。それにしても県立の追手前高校が家のすぐ近くなので高校受験に対する疑問や不安は少なかった。五時限目右城先生の社会科が終わり、週番の腕章をつけて校内の掃除の見回りに出かけた。五時限目の授業中に僕がかなり野次を飛ばしたので、先生から男のおしゃべりはよろしくないとピシャリ注意された。だらだらと校内の掃除を帳面に何かつけるふりをしながら回った。クラスによってはザーサーとバケツの水を床に撒いて雑巾で走り履きをしているところもあった。これでは早晩床が腐って抜けるだろうと思いながら2年1ホーム三角等と帳面に記載するのだった。抑々僕が週番をしているのは新学期当初、クラスの役員選出の選挙で、谷君が僕を生活委員に推したからである。無責任な他の生徒は僕の性情を知りもせず一致して僕を選出したのであった。週番の巡回が終わり、プール下の部室に向かった。薄暗い裸電球で照らされた部室の裸のコンクリートの壁に「県体ベスト4進出おめでとう!」の花飾りの付いた張り紙が貼ってあった。剣道部の県体ベスト4進出はこれまでにない快挙であった。準決勝で優勝した高知中学に敗れたものの日頃市の大会でも接戦を演じている浦戸中学や三里中学を破っての準決勝進出である。結果からみて、剣道部の新体制である、古賀・冨居のリード堅持はうまくいっていると思われた。個人戦では2年生の野間が準決勝で準優勝の谷口に敗れるまで勝ち残った。僕は補欠中堅で2戦戦い、三里戦で1勝高知中戦で1敗し、1勝1敗の成績であった。部活が終わって、家に帰り3階に上がって父の部屋のドアをノックした。父が「入りや」と言ったので中に入った。父に夏期講習に行く学習塾が真言宗に関りがあるという話をした。父は「それは悪縁やねえ!」と一言言った。僕はまだ父と同じ信仰に入っていないのでよくわからないが、単に勉強をしに行くだけだし、東郷君たちと一緒に行く成り行きになっていたので僕は強く言った。父は強制はしないが、将来僕が 行ったことを後悔するだろうと忠告した。父はどうしても行く気であれば授業料は出してあげると言った。僕は少し迷いが出て気も漫ろになったが、成り行きに任せようと思った。7:00前にまた昇華学会の森崎さんが座談会の誘いに来た。森崎さんは同じ剣道部の西森君も座談会に来ているということを言った。僕は又強く断って帰ってもらった。

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