モッツアレラチーズ2 捌

10月10日の市の体育祭を明日に控えていた。体育祭は午前10時から桟橋通りにある県民体育館で行われることになっていた。体育祭に補欠ではあるが出場するので剣道着と袴を誂えてもらっている。剣道着と袴を着けて浴場にある全身鏡で見るとさすがに馬子にも衣裳でスタイルがよく凛々しく見える。父に見てもらおうと思って父の部屋に入ると日蓮法華宗の道友の三谷さんと話をしていた。父がよく参詣している中水道の寺院の話をしていたので椅子に座って話を聞いていた。「浦成さんはご本尊を受けられてからよく参詣されているようですが、いかかですか。」「何か僕だけ他の信者さんとは違っているような違和感もありますが、寺院に参詣するとやはり寺院に安置されているご本尊様の功徳があるのでしょう。」「本来寺院や御講内にはご本尊様の御威光が届きわたっていなければなりません。ご本尊様の仏力・法力です。これについて蓮祖大聖人は[法尊きがゆえに人尊し、人尊きがゆえに処尊し]と御書にお認めです。寺院が貴所であるのはこのためです。寺院に足しげく参詣するとこの功徳があるのです。」「参詣しても功徳ががなくなるということはないのですか・」「それは人殊に住職が謗法になっている場合は功徳はありません。謗法をしている人は尊くないので処も穢れているからです。住職をはじめ参詣者がご本尊様を信じていない場合は不信謗法ですから功徳は一切ありません。ご本尊様に対する不信はすべての謗法の根源です。寺院が不信謗法に陥らないようにすることがまず住職の第一の務めと言っていいと思います。ご本尊様を純真に信じるということがこの信心では一番大事なところです。」「御書にある[善きにつけ悪しきにつけ法華経を捨つるは地獄の業なるべし]ということですか。法華経というのはご本尊様の事でしょう。」「そうです。ご本尊様に対する純真な信心を捨てることが法華経を捨てるということです。」話の内容は十分理解できなかったが父の始めた信仰が紛い物ではないと直感した。父は剣道着を着た僕の姿をなかなか剣士らしくなったとほめてくれ、三谷さんも剣道を通していい行儀が身に着くとよろしいですねと言ってくれた。父の部屋を出るともう午後6時近くなっており、1階の炊事場で母が帰宅途中買い求めてきた材料を使って夕飯の支度に取り掛かっていた。母に挨拶をして3階の自室に上がると弟が夏休みに父に買ってもらったニコンのFタイプのカメラを本を見ながら弄っていた。このニコンのカメラはベトナム戦争の報道カメラマンも使っているのと同じタイプのものだと父が言っていた。弟は夏休みから取り貯めた鳥の写真の現像してもらったのを一枚一枚鳥の名前などを説明しながら蘊蓄を傾けていた。

 

 

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