2019年

5月

24日

チョコ28

5月も終わりが近づいてきて、時折暑さを感じる日もある。しばらくブログを書けないほど仕事と仏道とに没頭していた。パソコンの仕事のほうはノートパソコンとデスクトップパソコンがそれぞれ1台づつ売れたので、2台新しくパソコンを売りに出すための準備をしていた。仏道のほうは5月17日から19日まで1泊2日でいつも参詣している寺院の宗派の富士山のふもとにある総本山での夏期講習会に参加した。パソコンの仕事も仏道も歩みが1歩進んだような気はしている。世間の事にはほとんど無頓着な生活になっているので世間的には後塵を拝しているのかもしれない。世間では8月に参議院と衆議院のダブル選挙が行われるのではないかということが話題になっている。衆議院の解散については、消費増税の他にこれといった解散理由がないので大義なき解散ということになる。大義は一日で立つという議員もいるが1日で立つにわか大義では志を同じくして選挙を戦うことはできないであろう。戦いにおいて大義を立てるのはそこに共に心を置いて戦うので力を結集することができるからであろう。戦いでは古来より中国に伝わる周の武王と殷の紂王の故事にあるように異体同心して戦うのが肝要である。同体異心や異体異心では力を結集することはできないのである。同心ということがなりよりも大事なのである。異体同心の団結を求める為には面従腹背の衆はもとより論外である。面従腹背の衆は結果的には必ず反逆するからである。更に、最初は同じ大義に心を置いていても心を翻すと異体異心になってしまう。心が翻るのは様々な理由から大義を忘れてしまうからである。1日でできた大義は翌日には忘れ去られてしまうだろう。さて、20から22日にかけて自家用車を車検に出していた。7年目の車検である。自動車事故を免れるためには車の点検整備は欠かせない。最近は死亡事故が減っており、ピーク時の四分の一ほどになっているという。自動車の性能が良くなったことによるというが、道路、標識の整備、交通ルールの順守はもとより整備はさらに重要であろう。交通ルールの整備とは事故が起こりにくくするためのルール作りである。こういうルールを作るためには智慧がいる。仏の智慧が要るのである。正しい本尊に対して読経し、題目を唱えれば六根は清浄となり、仏の智慧がわいてくる。異体同心という団結も本来仏の智慧によってできてくるものであると思う。諸仏の智慧は甚深無量で計り知れない。

 

2019年

2月

09日

チョコ27

2月に入って早9日が経った。今年に入ってまだ仕事は1件も入っていない。そこで相変わらずお寺に参詣し、有難い住職やご僧侶の話を聞き、経文を読んだりお題目を唱えて俗人にしては清浄な生活を送っている。仕事が増えると、バタバタして俗世の垢に塗れるかもしれないので今の生活も信仰の功徳であろう。さて、世の中では今年もいろいろと事件が起こっているが、一番問題視されているのは政府の統計データの扱いの不適切さあるいはあるいは杜撰さである。データは予算の編成やアベノミクスの評価に関わるものなので国民の利益と政府の行政の信頼性に直接響くものである。官庁は統計データの連続性や有用性を重視していないように思われる。統計に関わっている専門の係官は2年ほどで移動するという話だからである。日本だけでなく世の中全体のことかもしれないが、こういう連続性を軽視したあり方は記憶力を低下させるものだと思う。記憶力が低下すると責任の所在や信頼性というものも曖昧になるのである。加えて、国民の記憶力も多様性の中で弱っている。1度あることは2度あり、2度あることは3度あるという意識が薄らいでいるのである。本来信用というものは2度、3度はないのである。仏のように心の広い人ですら同じ過ちを3度繰り返すともう振り向くことはない。記憶力が低下すると反省心が弱くなる。信用というものの力が弱くなり、世の中があやふやなものとなっていく。国民の利益というものが守られなくなるのである。仏教では信用というものは一番大切なことである。仏から受ける信用が信仰の基礎である。仏からの信用が厚くなると仏の智慧が働き、物事がうまく運び人徳も備わってくるのである。仏から受ける信用が薄いと信仰を持続することはできない。誓願(せいがん)という仏との約束を果たすことによって、仏からの信用は厚くなると教えられている。約束を果たすことによって信用が厚くなるのは世間のことも同じであろう。公約を果たさない政治家が2度も3度も当選するというのでは政治は良くならないからである。最近世間でもう一つ重要視されているのは児童虐待の問題である。この問題は仏教的な目から見れば世間的なものの見方とは随分異なるのかもしれない。仏教ではこういう問題を親子の因縁(いんねん)という角度から見ることもできるからである。あまり良い話ではないが、インドの阿闍せ王(あじゃせおう)という王様の仏教説話が思い浮かぶ。阿闍せ王は過去の因縁によって、母の王妃のおなかにいた時から父を恨んでおり((未生怨)みしょうおんという)父の王を殺して王座に就いた。その後その罪によって悪瘡(はれもの)ができて死にかけたが、母の看護と仏の慈悲によって救われるのである。児童虐待は単なる政策では解決しない親子の因縁の問題かもしれない。とにかく、殊更信用が保たれる世の中はいい世の中だと思う次第である。

 

2019年

1月

13日

チョコ26

新年になってもう2週間になろうとしている。まだ仕事は来ていないが、正月気分はとうに抜け出している。6日に徳島にあるいつも参詣しているお寺の宗派の寺院で布教推進のイベントがあったのでバスに乗って出かけた。同じ仏教でも当宗派では他宗派の僧侶のように羽目をはずしたような態度を取るご僧侶はおらず、謹厳実直な方がおおい。法話も現代的なテーマを追いながら深い法門をわかりやすく説かれる。当宗派のご僧侶方は仏教の法を下げるような態度はなさらないのである。最近世間で僧侶が僧衣を着て運転をしていいかということが話題なっているが、時代は変わっても僧侶が社会的に尊敬される立場であることに変わりはない。仏教のイメージを落とし法を下げるようなことは厳に慎むべきである。世間的な話題としてJALのパイロットの飲酒問題があがっている。昨今は自動車の飲酒運転でも極悪行為とみなされている。数百人の命を預かるパイロットの飲酒操縦は世間的にも問題外のはずである。昨今の世間に浸透している物質主義は欲望の充足を第1の目的として広がってきたので社会的に責任の重い人もこの洗礼を受けているのである。表向きは世間で立派な評判を保っている人も影では過度の飲酒などで羽目をはずしているのである。物質主義が浸透している世の中では物質的には何でも手に入るので、特に精神的な清浄さを求めなければ大した窮屈さはないはずなのであるが堕落していくのである。窮屈さを与えるのは法律や世間のルール、しきたりあるいは抽象的な常識といったものである。羽目をはずして堕落したいができない時、逆のベクトルの方向に舵を切る。すなわち、積極的に常識やタブーを破るのである。こういう態度はいい結果をもたらさないことが極めて多い。例を上げると精神病の真の自己の表出、犯罪の着手における犯意の飛躍的ひょうどうである。精神病の発病や犯罪の着手に結びつく、逆のベクトルを利用した堕落である。物質主義の世の中では常識を破るとか、重要なタブーを破るとかいうのは羽目外しの口実であることが多いのである。法やルールは保っていかなければならないのである。仏教的には時が現代は末法に位置している。末法では表立った戒律は不向きであるということが説かれている。私が参詣しているお寺の宗派は戒律という意味では無戒と言える。仏教でも小乗教では250戒といった厳しい戒律を説き、戒律を守ることで灰身滅智(けしんめっち)と言って、煩悩や迷いのもとである身を灰燼に帰するほど律し、思いを滅することで解脱しようとしたが、現代の物質文明の社会には不向きなことは理解できる。キリスト教やイスラム教でも厳しい戒律を守ることが現代では不可能であることは感じているだろう。どのような聖者も世の影響を免れることはできないからである。聖職者が隠れて羽目をはずして見つかり問題になるのはこのためである。末法では身を滅するほどの戒律を守って自己を律し、清浄な生き方をするのはほぼ不可能である。最も深い法によって戒(かい)・定(じょう)・慧(え)の三学を保たなければならない。

2019年

1月

07日

チョコ25

平成31年に入ってはや1周間が過ぎた。平成も後4ヶ月で終わる。今年も年頭からお寺に参詣している。今年も仕事が少ないとお寺に参詣することの多い1年となるだろう。年末に報道番組で平成年間の政治経済のニュースを特集していたが、日本長期信用銀行の顛末が気になった。日本長期信用銀行に政府が投入した資金額は4兆円でアメリカの投資ファンドに売りに出した金額は僅か10億円だという。アメリカの投資ファンドを中心とする投資組合はこの投資を機会にこの銀行を新生銀行として再建し5000億円の利益を得、その間そごうなどの会社が犠牲になったと伝えていた。なにか日米の経済関係を憶測させるような報道である。平成のはじめにかけての好景気はバブルによるものだったので後の経済はスタグフレーションなどと言われ長期の不景気が続いた。現在の日本の経済はアベノミクスで通貨量を増やしたり、金融緩和をしたりといった経済政策を実行した結果、株価は比較的高値で安定し、物価も間違いなく上昇している。この先、2020年の東京オリンピック、2025年大阪万博まで景気を浮揚する材料はある。しかし、見かけの景気の良さと実体経済のズレは問題であろう。景気を浮揚する材料がなくなって、バブルが弾け実体経済が顕になったときに肝心の経済の自然回復力がないということになれば平成当初のようなスタグフレーションによる長期の景気の低迷といった状況にならないと言えるだろうか。経済をシステム化しようとして経済の自然なあり方に手を加えると場合によっては経済の自然回復力が弱くなってしまうのではないかと懸念される。まさか前のバブルのことを忘れ去ってはいないだろう。経済の基礎が人間の自然な欲求にあることはアダム・スミスの時代と変りはない。経済の自然なあり方を大事にしながら経済のシステム化を考えるべきであろう。経済だけでなく政治や色んな分野でシステム化が行われている。自然なあり方や流れといったものを大事にしながら人工的な手を加えなければならない。人工的なシステムというのは記憶力を低下させ、記憶喪失の方向に向かわせるものである。自然なあり方や流れは記憶に残りやすいが人工的なものは忘失しやすいからである。社会のあらゆる面で記憶力が低下し、記憶喪失の方向に向かっている。フィットネスのためにマラソンなどのスポーツで全力疾走して記憶を喪失し、現金を使わないキャッシュレスにしてお金のことを忘れ、LPレコードをCDにして原音を忘れようとしている。仏教によれば末法時代である現代社会に生まれてくる人はもともと物覚えが悪く生まれついているのである。末法時代は記憶喪失の時代である。これは情報の殆どが虚妄であるからである。テクノイノベーションと称するものが実在感のないおびただしい量の虚妄を記憶装置に保存する。実を伴う情報は多量のの虚妄の中で判別が難しい。記憶喪失の時代は無責任の時代でもある。記憶力が悪い者は反省心が弱い。すぐ忘れるからである。反省心のない者を仏教では一闡提(いっせんだい)という。わかりやすく言うと悪人と言う意味である。世の人が悪人ばかりの世の中は当然地獄のような世の中である。世の人は自然のあり方や流れというものを大事にしながら人の居場所を整えていく必要がある。記憶は蘇らなければならない。

2018年

12月

29日

チョコ24

今年も残り3日となった。1年を振り返り、来年を展望する。今年もコスモスPCサービス高知の仕事は数えるほどしかなかったが、ホームページを見て来てくれた顧客の仕事が2件あった。仕事が少ないと足はお寺に向いている。1月のうち半分はお寺通いであった。自立の基礎は仏教なので仕事は年金と合わせて生計が立てられればよいのである。来年も生活に関して世の中の動向が気になるところである。5月に新天皇が即位して、元号が改まる。7月には参議院選挙が行われる。ここ6年ほど安倍首相がリーダーシップを取って、経済政策を中心とする政府主導の改革なが続いているが、次の参議院選挙は最後のハードルとなると思われる。世の中は世界的にけじめのつかない状況になっている。けじめがつかないというのは構造が見えづらくなっているという意味である。東西の冷戦終結後の欧米自由主義諸国と旧共産圏の経済協力などもあって、経済がシステム化の方向に向かいグローバル化が進んできた。一方、アメリカとイスラム圏との紛争の結果、難民や国を捨てる人が増え世界的に国家の垣根が低くなり、グローバル化を推し進めている。しかし、日本での沖縄の米軍基地建設問題を見ても冷戦時の対立の構造は深いところでなくなってはいないのである。グローバル化が進むにしても国家がなくてはならないことは明らかである。グローバル化は浅いところで起きており国家の存在は深い所にあるからである。日本は来年防衛予算を増やして、アメリカ製のF35を購入するが軍備を増強しても日本人が拉致されるような国防の仕方では駄目である。国防は国民の安全な生活のためにあるからである。日本は主権国家意識が低下し、明確な自立意識が持てていない。日本だけでなく韓国をはじめ多くの小国がそうであろう。世の中のけじめが弱くなっている。仏教では人は世の中の正見というものを守っていかなければならないと教えている。世間の正見というものが破壊されると世は無間地獄の様相を呈するようになるのである。正見というのは世間が移り変わっても変わることのない正しいものの見方考え方というほどの意味である。今年はメディアのフェイクニュースなども取り沙汰され、メディアを中心に真実や事実は揺らいでいる。来年はぜひ姿勢を改めてもらいたいものである。仏教では現代は末法という時代に位置している。末法というのはお釈迦様の白法が隠没(おんもつ)してしまう混沌とした時代である。この時代の本質は闘諍堅固(とうじょうけんご)である。わかり易く言うと弱肉強食の時代ということである。欧米の自由競争主義はまさにこの末法にマッチした考え方であった。見せかけが平和で平等に見えても深い所にある時代の本質は変えられないのである。時代の本質を捉えた平和や平等は最も深い法によらなければもたらされない。仏教は三大宗教の中でも最も深い教えである。

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